平成 7年第4回12月定例会 平成7年第4回(12月)
近江八幡市議会定例会 平成7年12月4日(月) 午前9時30分開会 ~~~~~~~
~~~~~~~~~~~1. 議 事 日 程 第1
会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 諸般の報告
議長報告、
監査報告、
市長報告 第4 議案の上程(
提案理由説明) 議第95号~議第127号1
. 会議に付議した事件 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告
議長報告、
監査報告、
市長報告 日程第4 議案の上程(
提案理由説明) 議第95号~議第127号1
. 会議に出席した議員(24名) 1番 福 本 匡 志 君 2番 中 江 しげ子 君 3番 前 出 幸 久 君 4番 山 本 英 夫 君 5番 井 上 栄一郎 君 6番 大 黒 謙 君 7番 中 川 博 水 君 8番 岡 田 吉 裕 君 9番 伊 藤 幸 枝 君 10番 相 馬 学 君 11番 青 木 茂 平 君 12番 小 磯 正 人 君 13番 辻 恪 君 14番 友 清 尚 昭 君 15番 浦 口 哲 也 君 16番 西 由美子 君 17番 白 井 久 隆 君 18番 西 居 勉 君 19番 大 橋 正 光 君 20番 檜 山 秋 彦 君 21番 早 瀬 允 人 君 22番 赤 部 豊 尚 君 23番 中 村 芳 雄 君 24番 中 村 捨 三 君1
. 会議に欠席した議員(なし)1
. 会議に出席した説明員(19名) 市長 玉 田 盛 二 君 助役 岡 田 三 正 君 収入役 濱 崎 貞之介 君
代表監査委員 福 井 二 郎 君 教育長 茶 野 武 夫 君 総務部長 松 村 藤代司 君
活力創生部長 永 福 敏 一 君
生活環境部長 伴 甚兵衛 君
福祉保健部長 山 本 通 生 君
産業部長 村 田 暑 三 君
建設部長 川 瀬 利 夫 君
同和対策部長 雪 吹 三 郎 君
水道部長 西 順 次 君
教育部長 山 岡 緑 朗 君
市民病院事務長 若 井 康 雄 君 主監 中 西 源 嗣 君 財政課長 中 川 弥寿夫 君 いきいき
職員育成室長兼
政策管理担当 嶌 本 敏 雄 君
総務課長補佐兼秘書係長 西 川 秀 一 君1. 議場に出席した
事務局職員(4名)
事務局長 田 中 市 郎
事務局次長 中 谷 眞 吾 副主幹 廣 瀬 敏 書記 西 堀 駒 次 午前9時35分 開会
○議長(辻恪君) 皆さんおはようございます。 本日招集されました平成7年第4回
近江八幡市議会定例会をただいまから開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。
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△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(辻恪君) それでは、日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員に、 17番 白井久隆君 18番 西居 勉君 19番 大橋正光君を指名いたします。
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△日程第2 会期の決定
○議長(辻恪君) 次に、日程第2、会期の決定を議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、お手元に配付しました案のとおり、本日から12月19日までの16日間といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻恪君) 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から16日間と決定いたしました。
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△日程第3 諸般の報告
○議長(辻恪君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。 まず、
議長報告をします。 さきの定例会以降における議長等の活動状況につきましては、お手元に配付しました報告書のとおりでございます。御了承をお願いいたします。 次に、
監査報告に入ります。
監査委員の報告を求めます。 21番
早瀬允人君。 〔21番
早瀬允人君 登壇〕
◆21番(
早瀬允人君) 皆さんおはようございます。 それでは、監査結果について御報告申し上げます。 最初に、平成6年度
一般会計及び各
特別会計の
決算審査について御報告いたします。
地方自治法第233条第2項及び同法第241条第5項の規定により審査に付されました平成6年度
近江八幡市
一般会計及び各
特別会計の決算書とその
附属書類並びに
基金運用状況について、収入役及び関係部課が保管する諸帳簿の
内容審査と計数照合を行い、また必要に応じて担当職員の説明を求めて
予算執行の適否及び実績を確認するとともに、
事務処理状況について審査を行いました。その結果、決算書及び
附属書類は関係法令に準拠して作成されており、
決算計数も的確に表示されているものと認めました。 したがいまして、この
決算審査意見書を市長に提出いたしました。 引き続き、
例月出納検査の結果について御報告申し上げます。
地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき執行いたしました平成7年9月、10月、11月の3カ月における
一般会計、各
特別会計、
公営企業会計及び各基金の
出納検査の結果、各会計とも計数は正確で
事務処理も適正であることを確認いたしました。よって、同条第3項の規定により、この結果を市長及び議長に御報告いたしました。 これらの内容につきましては、お手元の
決算審査意見書並びに
例月出納検査報告書のとおりでございますので、ごらんいただきますようお願い申し上げます。 以上で
監査報告を終わります。
○議長(辻恪君) 次に、
市長報告に入ります。
地方自治法の規定に基づき、報第11号請願の処理の経過及び結果についてが提出されましたので、御了承をお願いいたします。 以上で諸般の報告を終わります。
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△日程第4 議案の上程(
提案理由説明) 議第95号~議第127号
○議長(辻恪君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。 議第95号から議第127号の33件を一括上程し、件名を事務局から朗読させます。
議会事務局長田中市郎君。
◎
事務局長(田中市郎君) 朗読します。 平成7年第4回(12月)
近江八幡市議会定例会提出議案書議第95号
専決処分の承認を求めることについて 訴訟の提起について議第96号 平成6年度
近江八幡市
一般会計決算の認定を求めることについて議第97号 平成6年度
近江八幡市
国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについて議第98号 平成6年度
近江八幡市
と畜場特別会計決算の認定を求めることについて議第99号 平成6年度
近江八幡市
住宅新築資金等貸付特別会計決算の認定を求めることについて議第100号 平成6年度
近江八幡市
公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについて議第101号 平成6年度
近江八幡市
老人保健事業特別会計決算の認定を求めることについて議第102号 平成6年度
近江八幡市
近江八幡駅
南部土地区画整理事業特別会計決算の認定を求めることについて議第103号 平成7年度
近江八幡市
一般会計補正予算(第5号)議第104号 平成7年度
近江八幡市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)議第105号 平成7年度
近江八幡市
と畜場特別会計補正予算(第2号)議第106号 平成7年度
近江八幡市
住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)議第107号 平成7年度
近江八幡市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)議第108号 平成7年度
近江八幡市
老人保健事業特別会計補正予算(第2号)議第109号 平成7年度
近江八幡市
近江八幡駅
南部土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)議第110号 平成7年度
近江八幡市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)議第111号 平成7年度
近江八幡市
水道事業会計補正予算(第1号)議第112号 平成7年度
近江八幡市
病院事業会計補正予算(第1号)議第113号 平成7年度
近江八幡市
農業共済事業特別会計補正予算(第1号)議第114号
近江八幡市長の資産等の公開に関する条例の制定について議第115号
近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第116号
近江八幡市税条例の一部を改正する条例の制定について議第117号 災害による被害者に対する市税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第118号
近江八幡市使用料及び
手数料条例の一部を改正する条例の制定について議第119号
近江八幡市立幼稚園の幼稚園医、
幼稚園歯科医及び
幼稚園薬剤師の
公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第120号 災害による被害者に対する
国民健康保険税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定について議第121号
近江八幡市
水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について議第122号
近江八幡市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について議第123号
近江八幡市
総合発展計画を定めることにつき議決を求めることについて議第124号
近江八幡市
国土利用計画(第三次)を定めることにつき議決を求めることについて議第125号 (仮称)
近江八幡市立図書館建設工事請負契約の締結につき議決を求めることについて議第126号 滋賀県が改定する
湖南水道広域圏にかかる
広域的水道整備計画に同意することにつき議決を求めることについて議第127号 財産区管理委員の選任につき同意を求めることについて 以上であります。
○議長(辻恪君) 次に、
提案理由の説明を求めます。
市長玉田盛二君。 〔市長 玉田盛二君 登壇〕
◎市長(玉田盛二君) 皆さんおはようございます。 比良の峰、伊吹の山々、八幡山にも官庁街の街路樹からも冬景色を感じるこのごろでございます。
議員各位の御尊顔を拝し、本日ここに平成7年第4回
定例市議会を開催できましたことに厚く御礼を申し上げます。
議員各位には常日ごろから、
近江八幡市勢発展のため格別の御理解と御支援を賜っておりますことに対しましても心から深く感謝申し上げます。 振り返りますと、本年は、1月の阪神・
淡路大震災に始まり、5月の長雨、長引く景気の低迷と円高による産業の空洞化、経済恐慌を思わせるかのような金融機関の不良債権によります破綻問題、人類の愚行と言われたフランスや中国での核実験の再開、大阪でのアジア・
太平洋経済協力会議の開催、新食糧法の施行など、まさに揺れ動いた1年でありました。 中でも、
サリン事件を初めとするオウム真理教の犯罪は、戦後50年、経済優先に走り続け、私たちが最も大切にしなければならない
精神文化をおろそかにしてきたために予想もしなかったこのような事件が起こったのではないでしょうか。 戦後の民主教育に育ち、恵まれた家庭環境、超一流大学の過程を歩んだ若者の集団行為は、国家を震冷させ、私たちに大きな衝撃を与えました。なぜあのような蛮行に及んだか理解に苦しむところであります。 私たちはいま一度自分の周りを見詰め直し、過去を振り返り、先人の自然を大切に培ってきたすばらしい
精神文化を再度見直すときであると考えます。 さて、昨今の厳しい
経済状況にかんがみ、
内需振興策を初め、
経済構造改革の推進、国民生活に対する円高の影響への対応、金融・証券市場に関する施策、大幅減税などの過去に例を見ない大規模な
景気浮揚策が展開されております。 また、
新聞紙上等で
上場企業等の95年9月の
中間決算を見てみますと、パソコンや
携帯電話ブームで半導体の売り上げが急増した電機業界が産業界全体を引っ張った形の中で、鉄鋼業界、パルプや化学などの素材産業も大幅な増益となっております。総じて製造業は収益が回復、ようやく明るさを取り戻したように伝えられておりますが、増益の大半は厳しいリストラによるものであり、非製造業は景気の低迷の影響で依然として不振の状況にあります。このような中で、今後は産業界で進むリストラが、雇用不安と国内産業の空洞化の懸念がより強まってくるとも報道されております。 このように、真に厳しい今日の経済動向を踏まえ、新
年度予算編成方針を去る11月7日に職員に指示したところでございます。 御承知のとおり、新年度におきましては、
市税収入を初め、
地方交付税、
消費譲与税、
利子割交付金及び
自動車取得税交付金などの一般財源に不確定な要素が見受けられます。 一方、歳出におきましては、
図書館建設事業を初め、
福祉ゾーンの整備、小
集落地区改良事業、
ごみ処理施設整備事業、
金田小学校体育施設建設事業、
下水道整備事業、
地方拠点都市としての
交通アクセス整備などに巨費を要するものと判断しております。 いよいよ、私の公約の「市民の森構想」を初めとする幾つかの構想がございます中で、去る11月30日に、市民の森について、ようやく広く市民の意見を取り入れる「市民の
森構想懇話会」が設立できました。この懇話会では、構想についての市民の皆さんの考え方や意見の集約をしていただいているところであります。 また、新年度は、
事業効果や
緊急度等の徹底した見直しを行い、
重点予算配分を導入することにより、これからの
近江八幡市のあるべき姿を夢に描きながら息の長い事業に着手し、これらの構想の実現と、
市勢発展のため、一歩一歩、着実に前進してまいりたいと考えておりますので、
議員各位の深い御理解と御支援をお願い申し上げます。 本日提案いたします議案のうち、
一般会計を初めとしました各会計の平成6年度における
決算内容につきましては、後ほど収入役が詳細に御説明を申し上げますが、
普通会計ベースの概要を若干御説明申し上げたいと存じます。 平成6年度は、市制施行40周年という節目の年に当たり、記念式典の開催や、本市の21世紀に向けての
まちづくりの指針とも言うべき、「新しい淡海文化の創造」についての策定業務を進めるとともに、次の5つの柱を中心に各事業を展開してまいりました。 第1の柱であります「温かい心が通う福祉の
まちづくり」では、
国際交流事業で、大韓民国・密陽市との姉妹提携と、
日米草の根青少年会議の開催、
老人生きがい対策事業の一環で紙おむつの支給を行うなどの事業を実施しました。 次に、「あきんどの里にふさわしい活気みなぎる
まちづくり」では、
かわらミュージアムやいきいきふれあいセンターの建設を初め、市民の生活に密着した
市道改良事業、
河川改良整備事業、
公共下水道整備事業等を実施しました。 3つ目の柱である「人間味豊かな教育と文化・スポーツを育む
まちづくり」は、
沖島小学校の建設、
市立図書館の設計に着手するなどの事業を展開してまいりました。 4つ目の「水と緑・うるおいのある
まちづくり」では、琵琶湖の水質浄化を図るために
合併処理浄化槽設置補助事業を実施するとともに、
景観形成事業等によります「自主的な
まちづくり」を推進しました。 最後の柱であります「開かれた
市役所づくり」では、市勢要覧「時の記念館」や広報紙の発行などの事業を実施いたしました。 いずれにいたしましても、それぞれ
市民ニーズ、緊急度、効果を考慮し、
事業実施に努めてまいった次第であります。 一方、歳入では
市税収入が76億1,662万7,000円、
地方交付税の42億3,378万円など、歳入総額は228億8,850万円、歳出総額が226億3,467万4,000円となりました。 したがいまして、
歳入歳出の差し引き2億5,382万6,000円の形式収支から平成7年度への
繰り越し財源1億851万2,000円を差し引いた
実質収支額は1億4,531万4,000円となりました。これは、昭和57年度から連続13年の
黒字決算となりますが、
財政調整基金の取り崩しと、国の減税施策に伴う税収の落ち込みに対し、
減税補てん債で対応してまいりました。 少しお時間をいただきまして、私が11月に赴きました
ネパールの
海外調査報告をさせていただきます。 濃い黄色の
マリーゴールドの花を村の入り口に飾り、幸せの訪れを願うのが
カトマンズ地方のならわしであります。
近江八幡国際ボランティア貯金推進協議会の会長職を仰せつかっている関係で、11月8日から14日まで、郵政省の
国際ボランティア貯金海外調査団、全国の市長等11名でございました。1名の方は元NHKのニュースキャスターの勝部さんでございました。同貯金の寄附金の配分を受け実施している
援助事業を実際に見聞し、預金者の善意が効果的に活用されているかを現地調査、確認するのが目的でございました。 現在、地球上には約10億人もの人々が貧困にあえぎ、栄養失調や病気のため、1日約4万人もの
子供たちが死亡しています。特に私の
調査国ネパールは、目立った産業もなく、大半の国民が山岳農業で自給自足の生活を送り、1日2食の食事がままならず、内容も穀物だけの質素なもので、
必要最小限のカロリーすら摂取できないのが現状でございます。
ネパールという国は、人口が2,200万人で、北海道の約2倍でございます。大変な
人口密集国であるし、そしてトイレとか水道なども非常に不衛生な環境に置かれております。 私たちは、このような状況下で、
子供たちに読み書きや
衛生教育を行い、収入に結びつく農業技術を習得させようとする
財団法人日本農業研修所協力団の活動を調査したところであります。 また、
ビタミンAの欠乏により約14万人もの人が全盲である。ここで、
盲人援護協会というのがございまして、ここが5年前から建設を進めていた
点字図書館がこの9月に現地で完成し、内容を充実させようと日本の民間援助に大きく期待をしておられました。建ったばかりでございまして、これからこの中身がいろいろ充実されていくという、こういうことでございました。 いずれの事業もNGOの方々の
ボランティア精神で運営され、現地の人々に限りない恩恵を与えておりました。 また、
ネパールの少年少女が大人へと成長していくには大変なことで、幼い少女は親元を離れ、母親のかわりに働き、祭りで一番の踊り子になることを夢見るものでございまして、幼い肩にのしかかる重圧にもめげず生きる姿に、恵まれ過ぎた日本の
子供たちとの大きな違い、我慢と節約について、私は大きく考えさせられました。 皆さんの善意の預金利息の一滴の水が、やがて大きな大海となり、
ネパールの
子供たちすべてに小学校の教育が受けられるよう、そして次代を担う祖国の繁栄が築いていけるよう、
マリーゴールドという幸福の女神の花に祈りつつ、
海外援助事業調査報告とさせていただきます。 ありがとうございました。 次に、
高等教育機関の誘致問題について御報告申し上げます。
高等教育機関の誘致問題につきましては、
大学設置に
抑制基調の強い文部省にあって、本年の認可申請が双方最後のチャンスではないかとの認識のもとに、さきの定例会におきまして仮基本協定に基づいた土地の
無償譲渡等の議決をいただき、誘致を進めてまいりましたが、先般全
議員協議会でも御報告いたしましたとおり、
学校法人京都城南学園は、本年9月末文部省に
設置認可申請を提出されましたが、翌10月、書類不備の理由をもって申請を取り下げられました。 市当局といたしましても、この事態の重大性にかんがみ、取り下げの経過及び今後の
見通し等について、県並びに文部省の担当部局などに出向き、情報収集を行いましたところ、
大学設置に対する基本構想が二転三転した結果、カリキュラムの変更に伴う
教職員人事、また資金面など、基本的な事項について整理ができていなかった。つまり、
大学構想そのものが不十分であったということでございます。 これまで、法人側とされましては、文部省並びに関係官庁とたび重なる御協議をされた由、お聞きいたしてきたわけでございますが、その結果としてこのような事態に至ったということは、まさに致命的なことでもあると判断せざるを得ないわけでございます。 加えて、
少子化傾向の進む中、大学の新設や定員増、分けても短期大学の新設はまことに厳しい
抑制基調にあります。 このような状況を踏まえ、当局としては慎重に検討を重ねた結果、今回の(仮称)
滋賀龍谷短期大学の
設置認可は大変困難であると判断し、去る11月23日、学校法人の理事長、成瀬満春氏及び
開設準備事務所、
市民会議の関係者の方々に誘致を断念することを申し上げました。 私といたしましては、さきの定例会で土地の無償譲渡などの議決を賜りながら、大変残念で、断腸の思いではございますが、今回の
短期大学誘致を断念したことを
議員各位にも御報告を申し上げます。 本定例会の開会に当たりまして、まことに厳しい経済情勢を踏まえた中で、平成6年度の
決算内容並びに新年度の
予算編成方針を交え、所信の一端を申し上げてまいりました。 本日提案いたします案件は、
専決処分1件、
決算認定7件、
補正予算11件、
条例関係9件、
人事案件1件、
工事請負契約案件1件、その他が3件の合計33件でございますが、後日
人事案件1件と
工事請負契約案件2件を追加する予定でございますので、いずれも慎重な御審議をいただき、御可決賜りますようお願い申し上げ、開会に際してのごあいさつとさせていただきます。 それでは、順次
提案理由の御説明を申し上げます。 議第96号の平成6年度
近江八幡市
一般会計決算認定から議第102号の平成6年度
近江八幡市
近江八幡駅
南部土地区画整理事業特別会計決算認定までにつきましては、後ほど収入役から説明をいたしますので、御了承をお願い申し上げます。 まず、議第95
号専決処分の承認を求めることにつきましては、訴訟の提起について11月17日に
専決処分をいたしましたものでございます。 この事件につきましては、平成7年5月28日、
長命寺林道上に、相手方、武内智邦が、鉄柱等を立てて通行を妨害した事件であります。これに対し、市は、
大津地方裁判所彦根支部に
仮処分申請を行い、妨害物を強制的に撤去したところでございますが、このほど相手方の申し立てにより、同裁判所の提訴命令が出され、やむなく訴訟に踏み切ったものでございまして、本案訴訟について緊急を要し、議会を招集するいとまがなかったため議会の承認を得たく本議案を提出するものでございます。 次に、議第103号平成7年度
近江八幡市
一般会計補正予算(第5号)につきましては、
歳入歳出にそれぞれ11億6,131万6,000円を追加いたし、
歳入歳出総予算額を240億1,739万7,000円とさせていただくものでございます。 歳出の主な内訳といたしましては人件費で、予算書の末尾に添付いたしております
給与費明細書のとおり、本年度の
人事院勧告に準じましての給与改定と職員の人事異動に伴います増減を各費目において、給料、職員手当及び共済費をそれぞれ調整させていただいたのを初め、国の
経済対策に伴う
大型補正関連で、国庫補助、
県費補助等の内示がありました
保健衛生費の
合併処理浄化槽設置補助金87基分、清掃費の
ごみ処理施設基幹的整備第2期
工事設計委託料、農業費の
団体営土地改良事業負担金、
道路橋りょう費の
幹線道路黒橋八木線改良事業等の
工事請負費、
都市計画費の
街路事業船木弓削線の
公有財産購入費等、住宅費の八幡町小
集落地区改良事業の
公有財産購入費等、
小学校費の
金田小学校体育施設整備事業で体育館・プールの
建設工事請負費等、総額7億8,730万9,000円を追加させていただいたものでございます。 また、そのほかの追加計上といたしましては、総務費の財産管理費で白王町財産補助金5,400万円、企画費の淡海文化推進事業でハートランド推進財団設立基本財産出資金2,400万円、基金費で昨年度の剰余金で本年に繰り越しをいたしました繰越金を、地財法第7条の規定により2分の1以上の7,300万円を積立金として
財政調整基金に、民生費の社会福祉費では、高齢化に伴い年々増高をしております老人保護措置事業、在宅老人短期保護事業の扶助費、合わせまして7,950万7,000円、土木費では住宅施設維持管理事業の修繕料等2,618万円等をそれぞれ追加いたすとともに、各費目の物件費を精査させていただいたものでございます。 この財源につきましては、
地方交付税、国庫支出金、県支出金、財産収入、繰越金及び市債等を充当いたすものでございます。 第2表の債務負担行為補正につきましては、国の大型補正の内示を受けて、平成8年度執行の
ごみ処理施設基幹的整備事業(2期工事)で10億円、また
金田小学校体育施設整備事業に4億736万3,000円をそれぞれ補正をいたすものでございます。 なお、第3表の地方債補正につきましては、事業費に応じ追加、変更をいたすものでございます。 次に、議第104号平成7年度
近江八幡市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、
歳入歳出にそれぞれ1億7,675万円を追加いたし、
歳入歳出総予算額を28億2,337万8,000円とさせていただくものでございます。 追加計上の内容ですが、総務費で、人件費の調整並びに物件費を精査させていただいたのを初め、保険給付費では医療費の増高で療養費、高額療養費及び附加給付費で1億4,137万5,000円、老人保健拠出金で3,300万5,000円、保健施設費では高額医療費貸付金、沖島町に設置予定をしております全自動血圧計の備品購入費等で565万円をそれぞれ追加いたしたものでございます。 この財源につきましては、国庫支出金、県支出金、繰入金及び繰越金等を充当いたすものでございます。 次に、議第105号平成7年度
近江八幡市
と畜場特別会計補正予算(第2号)につきましては、
歳入歳出にそれぞれ584万8,000円を追加いたし、
歳入歳出総予算額を6,049万6,000円とさせていただくものでございます。 追加計上の内容ですが、一般管理費で給与改定に伴います人件費及びと畜場敷地進入路の官民境界測量等の委託料及び物件費で99万8,000円、施設管理費では大動物係留所等の修繕料485万円をそれぞれ追加いたしたものでございます。 この財源につきましては、
一般会計繰入金を充当いたすものでございます。 次に、議第106号平成7年度
近江八幡市
住宅新築資金等貸付特別会計補正予算(第1号)につきましては、
歳入歳出にそれぞれ1,201万1,000円を追加いたし、
歳入歳出総予算額を1億6,581万1,000円とさせていただくものでございます。 追加計上の内容ですが、総務費で人件費を精査し、129万円減額する一方、公債費では資金の借入者から貸付金の一括償還があったことにより市債の繰上償還をするため、1,330万1,000円を追加いたすものでございます。 この財源につきましては、県支出金を減額し、繰入金、繰越金及び諸収入を追加充当いたすものでございます。 次に、議第107号平成7年度
近江八幡市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、
歳入歳出にそれぞれ1億2,345万6,000円を追加いたし、
歳入歳出総予算額を32億3,914万8,000円とさせていただくものでございます。 歳出の主な内訳といたしましては、一般管理費で人件費を精査し、減額をする一方、県に支払っております流域下水道維持管理費負担金を463万5,000円追加させていただいたほか、管渠築造費では、今回国の大型補正で事業費の追加内示を受け、地域改善対策事業の堀上、大森両地区の管渠築造工事費等に1億2,419万7,000円を追加いたしたものでございます。 この財源につきましては、
一般会計からの繰入金を減額し、国庫支出金、繰越金及び市債を追加充当いたすものでございます。 なお、第2表の地方債補正につきましては、事業費に応じ変更をいたすものでございます。 次に、議第108号平成7年度
近江八幡市
老人保健事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、
歳入歳出にそれぞれ2億6,005万円を追加いたし、
歳入歳出総予算額を33億1,724万4,000円とさせていただくものでございます。 追加計上の内容ですが、総務費で物件費を精査し、8万3,000円、医療諸費で医療費の増高に伴い2億5,996万7,000円をそれぞれ追加させていただいたものでございます。 この財源につきましては、支払基金交付金、国庫支出金、県支出金及び繰入金等を充当いたすものでございます。 次に、議第109号平成7年度
近江八幡市
近江八幡駅
南部土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、
歳入歳出それぞれ63万1,000円を減額し、
歳入歳出総予算額を8億4,942万6,000円とさせていただくものでございます。 補正内容でございますが、土地区画整理事業費で人件費を精査し減額いたしたものと、
工事請負費の1億円につきましては、単独事業での執行予定が、今回国の大型補正で補助対象に認めていただいたことにより財源の組み替えをいたしたものでございます。また、公債費については、新規発行債の利息の関係で不足分を279万2,000円追加いたしたものでございます。 この財源につきましては、繰入金を減額し、国庫支出金、県支出金及び市債を追加充当いたすものでございます。 なお、第2表地方債補正につきましては、事業費に応じ変更をいたすものでございます。 次に、議第110号平成7年度
近江八幡市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、
歳入歳出にそれぞれ2億5,957万6,000円を追加いたし、
歳入歳出総額を3億2,222万5,000円とさせていただくものでございます。 追加計上の内容ですが、建設費において今回国の大型補正で事業費2億5,000万円の補助内示をいただいたことにより、佐波江地区農業集落排水建設事業の管渠築造工事費等に追加し、施設維持管理費では給料等人件費を追加させていただいたものでございます。 この財源につきましては、地元負担の分担金及び負担金、県支出金、
一般会計の繰入金及び市債を充当いたすものでございます。 なお、第2表の地方債補正につきましては、事業費の追加に応じ変更をさせていただいたものでございます。 次に、議第111号平成7年度
近江八幡市
水道事業会計補正予算(第1号)についてでございますが、県水受水量の増加による受水費及び給水管修繕による路面復旧費の増加等に伴い、収益的収入及び支出を655万4,000円増額し、また資本的収入及び支出につきましては、下水道事業等の関連工事の増加に伴う配水管移設に係る建設改良費等に6,491万6,000円の増額を行うものでございます。 議第112号平成7年度
近江八幡市
病院事業会計補正予算(第1号)につきましては、薬品費などの医業費用の増加に伴い、2億2,000万円の増額を行うものでございます。 議第113号平成7年度
近江八幡市
農業共済事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、経理処理要領の一部改正による受取奨励金科目設定及び職員給与等の改定による増額分236万4,000円の補正を行うものでございます。 次に、
条例関係の御説明を申し上げます。 議第114号
近江八幡市長の資産等の公開に関する条例の制定につきましては、政治倫理の確立のための
国会議員の資産等の公開等に関する法律第7条の規定に基づき、市長としての私の資産等の公開に関し定めたく提案するものでございます。 議第115号
近江八幡市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、国家公務員の給与改定に準じまして、平成7年4月1日にさかのぼって給与改定を実施いたしたく提案するものでございます。 なお、今回の給料の引き上げは、行政職平均引き上げ率0.98%、平均給料月額で2,883円の引き上げなどを行うものでございます。 次に、議第116号
近江八幡市税条例の一部を改正する条例の制定につきましては、地方税法の一部を改正する法律及び精神保健法の一部を改正する法律が公布、施行されたことに伴い、長期譲渡所得に係る個人の市民税の税率の見直し等、所要の改正を行いたく提案するものでございます。 議第117号災害による被害者に対する市税の減免に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、この条例は、災害による被害者に対する市税の減免を定めた条例で、国が定める基準の改正により国に準じて減免を受ける合計所得金額の引き上げ等所要の改正を行いたく提案するものでございます。 議第118号
近江八幡市使用料及び
手数料条例の一部を改正する条例の制定については、法務局の指導に基づきまして、戸籍法による手数料として徴収するため、死亡診断書写し交付手数料の項目を削除する等、所要の改正を行いたく提案するものでございます。 議第119号
近江八幡市立幼稚園の幼稚園医、
幼稚園歯科医及び
幼稚園薬剤師の
公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定については、公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の
公務災害補償の基準を定める政令等の一部改正に伴い、国に準じて遺族補償年金額の引き上げ等、所要の改正を行いたく提案するものでございます。 議第120号災害による被害者に対する
国民健康保険税の減免に関する条例の制定につきましては、議第117号で御提案申し上げました内容と同様で、
国民健康保険税についての減免を受ける合計所得金額の引き上げ等、所要の改正を行いたく提案するものでございます。 議第121号
近江八幡市
水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定につきましては、県水の受水費の料金改定等により見込まれる不足財源を補い、安定したサービスと水道事業の健全化を確保するため、料金改定等、所要の改正を行いたく提案するものでございます。 議第122号
近江八幡市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定につきましては、国において、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、国に準じて遺族補償年金の引き上げ等、所要の改正を行いたく提案するものでございます。 議第123号
近江八幡市
総合発展計画を定めることにつき議決を求めることにつきましては、昭和60年に平成12年を目標年次とした現構想に新しい時代の流れを重視して位置づけることを主要な目的とした市の振興発展を総合的かつ計画的に進める指針とするため提案するものでございます。 議第124号
近江八幡市
国土利用計画(第三次)を定めることにつき議決を求めることにつきましては、議第123号で御堤案申し上げました
総合発展計画基本構想に即し、市の土地利用の現状と課題を踏まえ、長期にわたって安定した均衡ある土地利用を確保するため提案するものでございます。 議第125号(仮称)
近江八幡市立図書館建設工事請負契約の締結につき議決を求めることにつきましては、平成9年10月開館予定を目指しております(仮称)
市立図書館の建設につきまして、25社によります条件付一般競争入札を行いましたところ、大成・秋村特定建設工事共同企業体が、16億680万円で落札いたしましたので、御審議をお願いするものでございます。 議第126号滋賀県が改定する
湖南水道広域圏にかかる
広域的水道整備計画に同意することにつきましては、現在の
広域的水道整備計画が、水道の広域的かつ計画的に整備する基本計画として、平成12年度を計画目標に策定されたものでございます。このたび、今後予想される社会情勢の変化に対応するための新たな整備計画の策定を県知事に要請を行い、平成22年度を目標に置いて水需要が最も逼迫しております南部水道供給事業の拡張
事業実施、災害時等の緊急に備えた用水供給事業管の整備等を基本事項とした整備計画案について協議がありましたので、議会の同意をお願いするものでございます。 最後に、議第127号財産区管理委員の選任につき同意を求めることにつきましては、馬渕財産区管理委員の任期満了に伴い、選任につき同意を求めるものでございます。 以上、33議案につきましてよろしく御審議をいただき、御可決いただきますようお願い申し上げます。 なお、会期中に工事請負契約の案件2件と
人事案件1件を追加提案する予定をいたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(辻恪君) 続いて説明を求めます。 収入役濱崎貞之介君。 〔収入役 濱崎貞之介君 登壇〕
◎収入役(濱崎貞之介君) 議長のお許しを得ましたので、平成6年度
一般会計及び
特別会計6件の決算説明を申し上げます。少し長くなると思いますけれども、1年に1度のことでございますので、御辛抱をお願いしたいと思います。 最近の急激な為替レートの変動は我が国経済の先行きに重大な悪影響を及ぼすおそれがあるとして、平成7年4月14日、
経済対策閣僚会議は、適切かつ機動的な
内需振興策、規制緩和推進計画の前倒し実施、円高による影響への対応としての中小企業対策、
経済構造改革の推進を内容とした「緊急円高・
経済対策」を発表し、国際通貨市場の安定のため必要な各般の国際的協調行動の努力を続ける一方で、我が国としてみずから緊急にとり得るあらゆる措置を講ずる必要があるとし、これに対し政府は、初めに、景気の先行きに生じている不透明感を払拭し、現在の回復基調をより確実なものとするとともに、我が国経済の中・長期的発展を確保するため、機動的に内需振興を図ること。2つ目に、現在縮小傾向にある経常収支黒字をさらに大幅に削減することの強い決意を改めて確認しつつ、市場アクセス改善等を促進するため、規制緩和を前倒し実施すること。3つ目に、円高メリットの迅速な浸透を図るほか、円高の被害の大きな企業や雇用者のための対策、経済フロンティアの拡大等の
経済構造改革策、金融・証券市場の対策等を拡充することを主眼に「緊急円高・
経済対策」を示したのであります。 さらに、平成7年9月20日、政府は、
経済対策閣僚会議を開き、低迷が続く国内景気浮揚に向け、総事業規模が実質的に過去最大の14兆2,200億円に達する
経済対策が決定されましたことは記憶に新しいと推察いたします。 今回の
経済対策は、ほかに不良債権処理や、地価税を初めとする税制改革、あるいは規制緩和など、先送りされた重要課題もあり、これらの課題に対する具体的対応策等を早急に詰め、内需拡大のための施策を確実なものにし、早急に執行することが効果あらしめるものと考えています。 さて、当市も、平成6年度の予算編成に当たって、我が国の経済情勢の先行きを予測しながら予算編成に当たったのでありましたが、振り返ってみますと、平成5年度の財政状況は、年度末におきます地方債158億7,704万3,000円と、前年対比7億9,961万2,000円の増でありました。今決算期に見ます平成6年度末の地方債現在高は164億34万5,000円であり、前年度末より5億2,330万2,000円増加し、特定資金公共事業債(NTT債)を除きますと、8億1,048万8,000円、プラス5.2%と大きく増高になりました。 公債費比率を見ますと、繰上償還分を除いた公債費の一般財源に占める割合は13.3%と年々微少はしてきているものの、依然高く、財政力指数も0.675と好転してはいますが、他の市や類似都市と比較しますと、まだまだよい状態に至っていないことが現状であろうかと考えます。 平成6年度市税は、固定資産税で前年よりわずかではありましたが、9,145万2,000円の伸びがありましたものの、個人市民税では4億7,987万4,000円と大幅な減収となっております。さらには、法人市民税におきまして、バブル崩壊後の景気低迷の影響を受け、1,892万4,000円の減収となっております。 市税の大幅な減収は、本年も大幅な減税措置が講じられること等により今後も避けられない状況にあるものと考えます。 このような状況下の中で、市行政に対する市民の期待にこたえるためには、各所属長を初め、全職員がこの財政環境、
経済状況を十分に認識し、限られた財源を効果的かつ効率的に運用し、21世紀へ向けまして、生き生きした活力ある
まちづくりはもとより、真の「ゆとりとやすらぎのあるまち」づくりが行えるような、新鮮な発想による施策の展開が望まれるものであります。 さて、本議会に提出されました平成6年度
近江八幡市
一般会計のほか6つの
特別会計決算について、順次説明を申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。 まず、議第96号平成6年度
近江八幡市
一般会計決算の認定を求めることについてでございますが、
一般会計当初予算は182億8,000万円が計上され、数次にわたる
補正予算を採択いただき、最終予算は235億9,142万3,000円となりまして、歳入決算額は228億8,849万9,949円でございます。 お手元の決算報告書4ページ、5ページをごらんいただきたいと思いますが、調定額、歳入合計232億6,154万5,544円に対し、収入未済額3億7,110万1,057円は市税がほとんどを占めております。 一方、6ページから9ページにかけての歳出でございますが、予算現額、歳出合計235億9,142万3,000円に対し、支出済額226億3,467万3,711円で、執行率は95.94%ということになります。前年は91.34%であり、4.6ポイント上回りました。 本市の行財政運営は、厳しい状況の中、効率よく、効果的に市民福祉の増進へと着実に歩んだものと考えます。 1ページ、
歳入歳出差引残額2億5,382万6,238円は翌年度へ繰り越す額ということでありますが、161ページをお開きください。実質収支に関する調書で、区分4、翌年度へ繰り越すべき財源、(2)繰越明許費1億851万2,000円ですから、
実質収支額は1億4,531万4,000円ということでございます。 さらに、前年
実質収支額が2億8,554万4,000円ですから、1億4,023万円の赤字ということになります。昨年度の決算額と比較しますと、歳入で6億1,080万114円、2.7ポイントの増、歳出で9億72万7,127円、4.1ポイントの増となります。 次に、10ページ、11ページの
歳入歳出事項別明細についてでございます。 第1款市税の収入済額は76億1,662万6,890円でございますが、前年度と比較いたしますと、先ほど申し上げましたように、固定資産税は若干の伸びはありましたものの、市税全般を見ますと、3億9,173万7,133円の減となります。 第2款地方譲与税でございます。収入済額4億8,113万8,000円は、前年より1,450万円の増となりました。 第3款
利子割交付金、収入済額3億388万3,000円は、前年より6,399万2,000円の増となります。 次のページでございます。第4款特別地方消費税交付金は前年とほぼ同額。 第5款
自動車取得税交付金は2,183万6,000円の増。 第6款
地方交付税、収入済額42億3,378万円で、前年より5億4,397万円の増となっております。 14ページ、15ページをごらんください。第8款分担金及び負担金でございますが、収入済額3億7,481万6,537円で、前年対比5,058万1,104円の増でありまして、そのうち、1目民生費負担金で1,813万6,524円の増、3目の土木費負担金が3,225万3,439円がその主なものになります。 第9款使用料及び手数料は2億8,565万4,215円となっていますが、この収入済額は、前年よりわずか1万6,354円の増となっております。 次に、16ページ、17ページをお開きください。下の方です。第10款国庫支出金でありますが、25億8,536万5,598円は、対前年4億5,812万6,095円の減となっておりまして、大半を占めておりますのが国庫補助金で3億8,870万5,996円の減、国庫負担金にあっても6,978万9,817円の減となっております。これにつきましては、21ページ、4目土木費国庫補助金の住宅費補助金のうち、平成6年度住宅局所管償還時補助金の既設改良分、地区改良分で、前年と比較いたしますと、2億9,172万9,996円の減少、教育費国庫負担金、衛生費補助金、合わせて1億5,899万3,000円の減少が占めております。 次に、22ページの第11款県支出金では、前年比5億1,621万3,365円の増となっておりますが、25ページ、総務費補助金の個性ある
まちづくり事業費で7,359万8,000円の増と、農業費補助金、29ページでございます、3億2,487万4,478円の増でありまして、その内訳は農業農村活性化農業構造改善事業費とその繰越明許費分が含まれます。このほか県補助金の増減によるものでございます。 次に参ります。44ページ、45ページでございます。第17款市債でございますが、対前年比1億6,420万円の増となっております。主なものといたしましては、地域づくり事業債、また人権センター建設事業債など補助金事業と起債の流れの中で増に至ったものでございます。 次に、歳入合計228億8,849万9,949円に対します各款項別構成比を見てまいりますと、主なものとしまして、第1款の市税が33.28%、第6款
地方交付税が18.50%、第10款の国庫支出金が11.30%、さらに11款の県支出金が8.69%、第16款諸収入が3.09%、第17款の市債が10.16%となっております。 続きまして、歳出決算でございます。6ページ、7ページをお開きください。 第1款議会費でございます。予算現額に対し、支出済額が1億9,429万3,315円で、執行率は98.78%でございます。 第2款総務費は、支出済額34億1,669万7,685円で、予算現額に対し執行率は98.37%で、不用額5,660万8,415円ということでございます。また、歳出総決算額に対します構成比は15.09%となっています。 第3款の民生費の支出済額は38億616万974円でありまして、執行率は98.76%、不用額は4,782万9,026円ということで、歳出総決算額に対します構成比は16.81%ということになります。 款4款衛生費でございます。支出済額は15億9,272万4,241円でありまして、執行率は94.41%となっていますが、ごらんのとおり、翌年度繰越額6,900万円は、第1項
保健衛生費の生活排水浄化対策事業の明許費であります。したがいまして、不用額は2,531万7,759円となり、支出済額の構成比は7.04%ということになります。 次に、第5款労働費の支出済額は7,341万1,543円ということでございます。 第6款農林水産業費の支出済額は15億3,987万4,500円でありまして、予算現額に対します執行率は99.85%、支出済額の構成比は6.80%となっております。 第7款商工費の支出済額は3億401万8,432円となっております。 第8款土木費の支出済額でありますが、52億9,731万9,354円となり、執行率88.39%と、前年に比べますと若干下回っております。その理由は、ごらんのとおり、翌年度繰越額5億3,855万円でございまして、
道路橋りょう費の市道上田出町線改良関連三明川改修事業、市道長光寺4号線道路整備事業、さらに市道八幡35号線道路整備事業の都合9,840万円と、8ページ、9ページの住宅費の既設改良住宅改善事業、末広団地建替事業、また末広住宅地区改良事業、八幡町小
集落地区改良事業での4億4,015万円、これらの繰越明許費によるものでございます。したがいまして、不用額は1億5,757万8,646円となります。支出済額の構成比は23.40%となっております。 8ページでございます。第9款消防費でございますが、支出済額は9億2,574万4,775円で、前年対比1.78倍の増となっておりますのは、常備消防費の
工事請負費と公有財産購入費の増、さらには大幅な負担金の増額が主でございます。 第10款教育費に参ります。教育費の支出済額は27億4,644万4,180円で、執行率は98.91%、不用額は3,034万7,820円であります。前年度と対比しますと、支出済額で6億1,880万1,772円の減少を見ておりますが、主なものとしましては、前年度で図書館費の公有財産購入費が本年度はゼロになったこと、本年度学校建設費での補正減額によるものであります。 次に、第12款でございます。公債費の支出済額は27億3,798万4,732円で、支出済額の構成比は12.10%となっております。内訳といたしましては、元金償還額が19億3,287万4,497円、利子分が8億511万235円で、前年度と比較しますと、1,771万9,076円の減となっております。 第14款予備費の支出はございませんでした。 以上、歳出予算現額235億9,142万3,000円に対します支出済総額226億3,467万3,711円で、翌年度繰越額6億755万円がございますので、差引不用額は3億4,919万9,289円となったところでございます。また、総予算額に対します執行率は95.94%でございました。 各款別の支出済額、不用額及び予算現額に対します執行率並びに支出済額の構成比等について御説明申し上げましたが、目的別に構成されています歳出を性質別に分析し、構成比を見てまいりますと、主なものといたしましては、人件費が41億9,710万1,000円で、構成比は18.5%、物件費20億3,212万6,000円で9.0%、扶助費が18億3,128万8,000円で8.1%、普通建設事業費が79億7,357万円と35.2%を占め、公債費が27億3,798万5,000円の12.1%ということでございます。 次に、10ページ、11ページをお開きください。事項別明細でございます。 歳入の市税の関係でございますが、市民税の調定額35億5,105万5,579円に対し、収入済額は34億2,113万3,580円で、前年度の収入済額から個人市民税、法人市民税ともに大きく下回っております。率にしますと、12.73%、金額にしまして4億9,479万8,289円の減収ということになっております。 収納率を見ますと、前年が97.26%、本年は96.34%で0.92ポイント下回ったということになります。また、個人市民税で4億7,987万4,289円の減、法人市民税で1,892万4,000円の減という結果になります。固定資産税で若干伸びたものの、冒頭申し上げましたように、低迷する国内景気が税収とともに徴収率に影響があったものとうかがわれます。 次に、不納欠損額につきまして、税全体で194万4,538円であります。内訳は、個人市民税で59万7,028円、固定資産税で106万1,061円、都市計画税が13万6,599円、軽自動車税が14万9,850円となっております。理由といたしましては、地方税法第18条消滅時効、地方税法第15条の7第4項生活困窮及び同項の行方不明などによるものが主な内容でございます。 次に、161ページをごらんいただきたいと思います。実質収支に関する調書でございます。 先ほど申し上げましたように、歳入総額228億8,850万円に対し、歳出総額226億3,467万4,000円で、差引額は2億5,382万6,000円ということでございます。翌年度へ繰り越すべき財源で繰越明許費繰越額が1億851万2,000円でございますから、
実質収支額1億4,531万4,000円となります。この額につきましては、次年度へ繰り越すことになります。 以上で
一般会計決算につきましての説明とさせていただきますが、
附属書類といたしまして、148ページ以降に公有財産にかかわる総括表、債権及び基金の関係をそれぞれ一覧表として添付させていただいておりますので、後ほどごらんいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 続きまして、162ページをお開き願いたいと思います。 議第97号平成6年度
近江八幡市
国民健康保険特別会計決算の認定を求めることについてでございます。 現在の国保加入状況でございますが、平成5年度末で被保険者数は1万5,995人に対し、平成6年度末の被保険者は1万6,223人と228人の増で、率にいたしまして1.43%の増ということでございます。一方、年度末の総世帯数は2万460世帯でございまして、国保加入世帯数は7,424世帯ということでございます。全世帯数に対します加入割合は36.29%と、前年度の35.40%と比較しますと、0.89ポイントとわずかな増となっておりますが、これは冒頭申し上げました社会情勢の中、高齢化と失業者、社会保険及び組合保険の扶養認定基準が厳しくなったことによるものと思われます。 それでは、決算についてでございますけれども、まず、歳入予算額27億9,635万8,000円に対し、歳入決算額は28億1,109万8,116円で、執行率は100.53%、歳出決算額は27億4,114万717円で、執行率は98.03%でございます。したがいまして、
歳入歳出差引額6,995万7,399円につきましては、次年度へ繰り越すということでございます。 163ページ、164ページをごらんいただきたいと思います。 歳入の関係でございますが、収入済額28億1,109万8,116円に対します
国民健康保険税の占める割合は38.28%、また国庫支出金が占める割合は34.45%、療養給付費交付金が占める割合が16.63%、さらに繰入金が3.0%、繰越金が占める割合が4.82%となっておりまして、以上の費目で財源の97.18%を占めている状況でございます。 次に、165ページ、166ページをごらんいただきたいと思います。 歳出決算の関係でございますが、支出済総額27億4,114万717円に対し、総務費の占める割合は4.45%でございます。また、保険給付費の占めます割合は74.24%となっておりまして、前年度の決算額と比較いたしますと2億4,816万4,350円の増となっております。したがいまして、率で申し上げますと、13.89ポイントという大きい伸び率になっております。また、老人保健拠出金につきましては16.79%、さらに基金積立金につきましては2.74%を占めておりまして、ただいま申し上げました4費目で決算額の98.22%を占めている状態でございます。 次に、167ページ、168ページをごらんください。 国民保険税の内容でございますが、調定額13億3,166万3,385円に対しまして、収入済額10億7,605万6,198円となっております。前年度より2,211万732円の増ということでございます。一方、不納欠損額につきましては、300万8,980円でございまして、3款国庫支出金の国庫補助金中、国民健康保険特別対策費補助金としまして2,934万1,000円が収納されていますが、これは国民保険税の収納率向上特別対策事業と、医療費の適正化特別対策事業による補助でございます。 次に、175、176ページをごらんください。歳出の関係でございます。 総務費の総務管理費として8,786万8,435円が支出済額でございます。主に給料等人件費でございます。 次に、徴税費の3,375万9,338円につきましては、36.63%を納税奨励のため支出されております。 次に、保険給付費についてでございます。支出済額は20億3,491万9,697円ということでありますが、このうち一般被保険者の療養給付費は12億553万4,072円の支出でございまして、この請求件数は7万5,031件で、1件当たりにしますと1万6,067円となっております。また、退職被保険者等の療養給付費は5億6,444万242円で、請求件数は2万5,900件で、1件当たりにしますと、2万1,793円となっております。 次に、179ページ、180ページをごらんください。老人保健拠出金をごらんください。4億6,036万4,817円の支出済額となっております。この支出済額は、70歳以上の被保険者を対象といたしておりまして、国保制度におきまして16.79%、1人当たりにしまして2万8,642円となっております。 次に、186ページでございますが、実質収支に関する調書でございます。 さきに申し上げましたように、歳入総額28億1,109万8,000円に対しまして、歳出総額27億4,114万14円ということでございますので、
歳入歳出差し引き6,995万7,000円は次年度へ繰り越しということでございます。 次に、187ページでございます。 議第98号の平成6年度
近江八幡市
と畜場特別会計決算の認定を求めることについてでございます。 御承知のとおり、本市と畜場は、昭和50年をピークに解体頭数が年々減少し、加えて施設の老朽化が進み、管理運営に努力されていることがうかがわれます。
歳入歳出決算でございますが、歳入予算額6,017万9,000円に対し、歳入決算額は5,512万7,149円で、歳出決算額5,617万4,657円ということで、
歳入歳出差引額は不足を生じ、その額104万7,508円で、前年同様赤字ということになります。しかし、単年度収支を見ますと、前年のマイナス191万4,000円の繰上充用の関係で、実質は86万6,000円の黒字ということになります。 188ページ、189ページの
歳入歳出決算書の歳入を見ますと、事業収入済額で2,774万6,239円で全体の50.33%を占め、残りは県補助金と
一般会計からの繰入金であります。 190ページ、191ページは歳出でございます。 歳出の94.79%が総務費の総務管理費でございます。繰上充用金は、今も申し上げましたとおり、昨年生じた
歳入歳出差し引き不足額であります。 194ページ、195ページでございます。内訳を見ますと、歳出では、総務管理費で一般管理費と施設管理費に分けられていますが、施設管理費の3,699万6,070円は、総務費中、69.48%を占めており、また歳出全体を見ましても、65.86%と施設管理費が占めております。 決算結果から、今後もさらに経営の健全化に努めるとともに、県を主体とした新と畜場への早期解決と実現に向け、より一層の努力が必要と考えられるところでございます。 次に、議第99号平成6年度
近江八幡市
住宅新築資金等貸付特別会計決算の認定を求めることについてでございます。201ページをお開きください。 この
特別会計は、御承知いただいておりますように、同和地区の環境改善を図るため、当該地区にかかわります住宅の新築または改修もしくは住宅建築の用に供する土地の取得について必要な資金貸し付けを行うことで公共の福祉を増進する目的での
特別会計でございます。
歳入歳出予算額は1億5,304万2,000円で、歳入決算額は1億5,658万1,571円、歳出決算額は1億5,227万249円となっております。予算に対します歳出の執行率は99.50%ということでございます。
歳入歳出差引残額431万1,322円は次年度へ繰り越すということでございまして、次に、202ページ、203ページをごらんいただきたいと思います。それぞれ歳入の内容が挙げられているところでございますが、第6款諸収入、第1項貸付金元利収入が1億873万5,601円となっておりまして、歳入合計の69.44%とその大半を占めている状況でございます。 次に、204ページ、205ページをお開きください。 歳出では、公債費が1億1,351万2,077円で、歳出合計の74.55%と大半を占め、貸付金は1,240万円で8.14%でございます。この貸付金の内訳につきましては、211ページをごらんいただきますと、新築資金の貸し付けが1件で690万円、宅地取得資金1件550万円の2件の貸し付けが行われたところでございます。 次に、215ページをお開きください。実質収支に関する調書でございます。 歳入総額1億5,658万2,000円に対しまして、歳出総額は1億5,227万円で、
歳入歳出差引額431万2,000円は次年度へ繰り越しでございます。 続きまして、216ページをお開きください。 議第100号平成6年度
近江八幡市
公共下水道事業特別会計決算の認定を求めることについてでございます。 本市の公共下水道事業は、流域関連公共下水道、特定環境保全公共下水道として取り組んでいるところでありまして、流域関連公共下水道は国庫補助事業、単独事業、緊急下水道整備特定事業を施行しておりまして、平成6年度は管路延長14.2キロ、整備面積72.4ヘクタールを実施したところであります。平成6年度末現在、事業認可面積469.2ヘクタール、整備面積244.2ヘクタール、供用面積223.8ヘクタールであり、整備率は52.0%、普及率は16.9%となっております。 特定環境保全公共下水道は、昭和53年に沖島町の8.7ヘクタール、事業認可を受けて以来、全世帯の水洗化が完了したところでもあります。 農業集落排水事業は、御承知のとおり、市街化区域の農村集落を対象に行うものでございます。 それでは、改めて216ページでございます。
歳入歳出予算に対し、歳入決算額は40億2,629万6,280円で、歳出決算額は39億8,924万1,898円となり、差引残額3,705万4,382円は次年度へ繰り越しでございます。 次に、217ページ、218ページでございます。 歳入についてでございますが、1款分担金及び負担金は下水道の受益者負担分でございます。 使用料及び手数料は、公共下水道で現年分が1億3,522万4,000円、滞納繰越分で48万8,000円の1億3,571万2,000円、沖島下水道で891万1,000円、農業集落排水が280万2,000円となっております。 第3款国庫支出金13億6,717万4,000円は補助金でございまして、歳入合計の構成比は33.9%となっております。 県支出金にありましては、わずか0.1%にとどまっております。 次に、繰入金でございますが、
一般会計から公共下水道事業へ10億8,769万円と、農業集落排水事業へ665万4,000円が繰り入れられております。構成比を見ますと、全体の27.2%となっております。市債は13億2,410万円の32.9%でございます。 次に、歳出でございます。219ページ、220ページになります。 第1款下水道事業費27億8,958万9,091円は、人件費等の一般管理費で1億8,561万7,194円、水質調査や管渠等の施設修繕を行う管渠管理費が203万1,522円、管渠を築造するための工事費、設計委託、補償補てん等の25億9,253万4,248円、これが下水道事業費でございます。 第2款農業集落排水事業費553万7,268円は、大中地区農業集落排水建設事業と集落排水施設維持管理でございます。構成比を見てみますと、下水道事業費が69.9%、農業集落排水事業費が0.2%、公債費で29.9%となっております。 234ページをごらんいただきたいと思います。実質収支に関する調書でございます。 先ほども申し述べましたように、
歳入歳出差引額は3,705万4,382円となっておりますが、翌年度へ繰り越すべき財源で、繰越明許費繰越額が1,851万3,000円でございますので、本年度の
実質収支額は1,854万1,000円ということでございます。 下水道事業は独立採算制が原則でございますが、いまだ建設途上段階でもあり、事業量も数多く残されています。これからも
一般会計からの繰り入れが不可欠となっていることから、今後も投資効果が上がるよう、なお一層の施策を図らなければならないと思います。 次に、議第101号平成6年度
近江八幡市
老人保健事業特別会計決算の認定を求める議案でございます。235ページをお開きください。
歳入歳出予算額30億7,588万2,000円に対し、歳入決算額は30億2,176万9,906円、歳出の決算額は30億4,796万3,786円となり、形式収支は2,619万3,880円の歳出超過となり、赤字決算でございます。しかし、この事業会計は、医療費の3割を公費、国が20%、県5%、市5%で負担し、7割を支払基金交付金、これは各保険者の拠出金でございますが、で医療給付を行うものであり、制度上、翌年度精算となるため、実質的にはゼロとなります。 236、237ページの歳入関係でございます。主なものといたしましては、支払基金交付金が21億89万9,000円で、全体の69.53%、また国庫支出金が5億9,765万7,228円で19.78%となっております。 次に、238ページ、239ページをお開きください。 歳出の2款医療諸費でございますが、支出済額30億3,278万7,107円となっており、全体の99.50%とほとんどを占めている現状でございます。 244ページ、245ページの医療諸費の内容でございますが、給付費の支出状況を申し述べますと、入院が3,090件で、支払い金額が14億1,861万7,450円、入院外が7万740件の13億4,578万5,789円となっております。そのほか、歯科、調剤等の医療費が1万5,462件で2億5,923万1,293円でございまして、総件数にいたしまして8万9,292件、支払い金額として30億2,363万4,532円となっているところでございます。このことによりまして、1人当たりの診療費は50万4,633円でございます。老人医療は在宅ケア、老人ケア施設等の福祉施策の拡充・強化が必要であり、今後も老人人口はますます増加し、財政運営は引き続き厳しい状況が予想されます。 次に、246ページでございます。実質収支に関する調書でございます。
歳入歳出差引額マイナスの2,619万4,000円で赤字決算となりますが、先ほども申し述べましたように、各保険者の拠出金で医療給付を行いますから、翌年度精算でゼロになります。 次に、247ページ、議第102号平成6年度
近江八幡市
近江八幡駅
南部土地区画整理事業特別会計決算の認定を求めることについてでございます。 昭和58年6月1日から
近江八幡駅南部土地区画整理事業として、面積67.7ヘクタールの事業に着手し、事業着工以来12年目を迎えました。平成6年度末には面的整備率97%、基本事業費に対しまして約86%の進捗率を見ております。 主な事業内容としましては、都市計画道路
近江八幡駅西庄線築造、JR東海道本線金田跨道橋築造、第1街区公園整備等でございます。 それでは、決算についてでございますが、予算額6億5,138万4,000円に対します歳入決算額は6億5,133万7,826円ということでございます。また、歳出の決算額は6億4,915万8,135円で、予算に対します執行率は99.66%ということでございます。
歳入歳出差引残額217万9,691円は翌年度への繰り越しでございます。 次に、248ページ、249ページをお開きください。 歳入決算でございますが、国庫支出金は全体の15.21%、繰入金が39.02%、諸収入で11.45%ということになっております。 次へ参ります。250ページ、251ページの歳出についてでございます。 土地区画整理事業費が90%、残りが公債費ということになります。 あと少しでございますが、256、257ページをごらんください。歳出の関係でございます。 土地区画整理事業の内容でございますが、人件費で3,454万円、工事委託や計画変更委託等で3億5,370万9,000円、
工事請負費のうち街路築造工事が4,097万8,000円、公園整備事業が5,650万2,000円、その他工事等2,282万8,000円の合わせまして1億2,030万7,502円ということでございます。負担金補助及び交付金は、企業債元利金償還負担金であり、補償補てん及び賠償金は、物件移転補償8件が支出されております。 最後でございます。261ページをお開きください。実質収支に関する調書でございます。 歳入総額6億5,133万8,000円に対し、歳出総額6億4,915万8,000円で、
歳入歳出差引額218万円は次年度へ繰り越しされるものでございます。 以上で
一般会計から
特別会計決算に係ります説明を終わらせていただきます。 お持ちいただいております平成6年度の各会計決算書の事項別明細書、また主要施策の成果、さらには
監査委員さんから提出されております
決算審査の意見書など、十分御参照いただきまして御審議賜りますようよろしくお願いをいたします。 大変長時間にわたりまして御清聴いただきましたことを感謝いたします。どうもありがとうございました。
○議長(辻恪君) 以上で
提案理由の説明は終わりました。 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 明5日から11日までは議案熟読のため休会とし、12日定刻に再開し、総括質疑及び一般質問を行います。 発言予定者は、発言通告書に発言内容を詳細かつ具体的に記入の上、7日午前中に事務局へ提出をお願いをいたします。 本日はこれをもって散会します。御苦労さまでございました。 午前11時27分 散会
~~~~~~~~~~~ 会議規則第81条の規定により下記に署名する。 平成7年12月4日
近江八幡市議会議長 辻 恪 署 名 議 員 白 井 久 隆 署 名 議 員 西 居 勉 署 名 議 員 大 橋 正 光...